あれは夏の終わりだね ふたり出逢った日
あさぎ色の木洩れ日が とても眩しかった

途切れることのない歌 一緒に奏でたね
何も知らないわたしには みんな新しかった

でも いま 窓辺は枯れ果てて
わたしはひとり
悲しくなんてないけれど 涙とまらないのは なぜ?

あの空のむこうへ飛びたつ鳥たちよ
わたしのこの想い わかってくれるなら
あのひとのもとへ 届けてくれるかな

朝がくれば陽がのぼり 夕方には沈む
何ひとつ変わらないよ いつも繰り返し

もう すわることのない椅子が
わたしを揺らす

寂しくなんかないけれど 胸が詰まるのは どうして?

あの空のむこうへ羽ばたく鳥たちよ
わたしのこの想い わかってくれるなら
あのひとのもとへ 届けてくれるかな

砂の上に刻んだ文字は やがて消えゆく
だけどわたしは忘れない どんな風が吹こうとも

あの空のむこうへ飛びたった鳥たちは
わたしのこの想い わかってくれたはず

あの空のむこうが穏やかなところなら
鳥たちの手紙も  そろそろ着いたころ
あのひとのもとへ そろそろ着いたころ

…あのひとのもとへ 届けてくれたよね?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

いま、伝えたいこと(歌詞)

いまさらではありますが、2008年4月投稿の表題曲の歌詞をあげておきます。

曲(ミク)→ http://www.piapro.jp/content/tzlxl176eeuikjps

いま書き出すと、若干下手だなと思う箇所があるのですが、当時は精一杯でした。

死んでしまった「あのひと」を想って歌う歌詞です。
ひらがなが多いのにも意味がありますが、解釈は皆様に委ねます。

ミクがマスターを思うキャラソンっぽくしていますが、本質はもっと深かったりします。

亡き人へ想いを伝えようとしたところで、それが叶うはずはありません。
「死んだ」という事実を受け止めきれない少女が、「あの空のむこうへ飛んでいく鳥たちならば、きっと自分の想いを伝えてくれるはず」と信じ、「そろそろ届けてくれたよね?」…と鳥たちに語るのです。
当然、鳥たちは、その答えを持っていません。

とても残酷な事実を描いた歌詞です。

閲覧数:218

投稿日:2010/11/07 12:14:14

文字数:488文字

カテゴリ:歌詞

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