春巡る
木の葉舞い散る頃には
思い出して
何も言えぬ
傍らで眺めている
いつまでも
何度も何度も揺らぐ
話し声も笑い声も
だけど、言えるよ
君を知れたことが
心地よかった
君に向けていた羨望も
君が生み出してた熱情も
君に振るわされた感情も
決して代えられないものだった
あれだけ待ち望んだ大賞も
高嶺の花のような大丈夫も
頭にこびりつく代償も
そっか、消え去ったんだ
「さよなら」なんて言いたくないな
「さよなら」なんて言いたくないよ
「さよなら」なんて言いたくないな
「さよなら」なんて言いたくないよ
ご意見・ご感想