◇レンディside◇



「「レンディ様」」


わたくしはふいに呼ばれ、私を呼んだ二人の紳士のほうを向く。


「はい・・・・・・何でございましょう? カムイ、カイト」










【LOVELESS×××】「愛してる」~Ⅰ.伝えたいこと~【自己解釈】










「世界の何処かで、今日も誰かが恋をする。」


それがわたくしの座右の銘だ。
へ? 意味不明ですって? ・・・・・・そう思った人、明日がないからな。


それはともかく。


私は現実に戻り、二人の執事に再び訊く。


「何でございましょうか?」
「では、まず私から・・・・・・」


そう言ってきたのはカイトだ。
私はカイトの申し出の前に、二人とも用件違うのかしら?、と訊いたところ、


「はい。たまたま同じタイミングでレンディ様を呼んだだけです」
「本当、こいつと同じタイミングだなんて吐き気がしちまうよ・・・・・・」
「カムイ、レンディ様の前で私語を慎めと何度言ったらわかるのですか?」
「さぁな」
「・・・・・・私がカムイに何回注意したか、わかるか?」
「さぁな。・・・・・・100回じゃねーか?」
「100万回」


・・・・・・もはやお笑いの領域に入ってるといってもおかしくないんだが。


「・・・・・・マジ?」
「あぁ、マジです」
「・・・・・・」
「ってことで・・・・・・あとで、お仕置きしますので、部屋に待機しててください」


カイトはそういってカムイを追い返す。・・・・・・っていうかお仕置きって何!?





「──さて、レンディ様」


カムイを完全に追い返し、姿が見えなくなったのを確認したカイトが私に向き直る。


「実は・・・・・・私、伝えたいことがあるのです。・・・・・・とあるお方に」
「お方、とは一体誰ですの?」
「いえ、それは・・・・・・さすがにレンディ様にも・・・・・・」
「そうですか。それで、伝えたいこととは?」
「そ、それは・・・・・・」


彼はためらいながらも「伝えたいこと」を口にする。


「あなたのことが・・・・・・ずっと気になってました、って───」
「何ですって───っ!」


衝撃の事実! あのカイトに・・・・・・あのカイトに想い人が?!


「・・・・・・酷いと思いますが」
「そんなことより! そのことを伝えればいいのですね、分かりましたわ!」


───ふふ、燃えてきましたわ!


その時、燃え盛るわたくしを見てカイトが小さく溜息をついたことなど、わたくしに知る由はない。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【LOVELESS×××】「愛してる」~Ⅰ.伝えたいこと~【自己解釈】

◇LOVELESS×××の存在が消えかけてきたしまったという。
◇ばっさり書き方変えました。
 前と違って誰かの視点があったり、サブタイトルの付けたかとか。
◇カムイが残念な人になりつつあるのは・・・・・・あえて、無視。
◇だんだん話がそれつつあるも、無視。


◆本家◆http://www.nicovideo.jp/watch/sm13363453

閲覧数:580

投稿日:2012/04/22 18:33:10

文字数:1,070文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました