窓に滴る雫を指でおいかけて
退屈の文字に溶けていく
誰にでも降る憂鬱は
私にため息を見せ付ける
天気と仕事に妬いたつもりはないけれど
あなたを独占したいわけでもない
全部わかってる わかってるから
そんなにたくさんの「好き」はいらない
毎日おやすみのキスをくれなくてもいい
それでも少し不安になったとき
せめて手の繋げる距離にいてください
雨はあなたの言葉を流す代わりに
部屋に独りを連れてくる
大きな音は時計と鼓動
私の胸を締め付ける
同情をかけてほしいわけじゃないけれど
あなたの気持ちが足りないわけじゃない
全部わかってる わかってるから
そんなにたくさんの「好き」はいらない
優しい言葉も 頭にそっと触れる手も
それでも少し眠れない夜は
せめて夢の中で会わせてください
「私だけなんでなんて あの子はいつもどうしてなんて
その悲しさは君一人のものだから 僕には決して分からない
それでも君が顔をあげたなら それまで傍にいることぐらい
僕にだってできるから」
そんなに幸せは必要ない
持ちきれないし 片手はあなたと繋いでいたい
それでも少し足りないときは
どうかあなたの傘に入れてください
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