はじめまして。 お風呂に入りながら、 電車に揺られながら、 自転車を漕ぎながら、 川沿いを歩きながら。 ふと思いついた言葉を書き留めることが好きです。 これを詩と呼んでいいものかどうかはわかりませんが、 出来上がったものを載せていきたいと思っております。 よろしくお願いします。
プロフィールを見る投稿作品18作品
もっと見る-
「愛を込めて」とあなたがいうと
いつもあたしは笑っていった
「込めたならぶつけろよ」
貫くぐらいの勢いで
あたしに真っ直ぐ届かせて
あなたの愛はいつもフォークボール
あたしの目の前でストンと落ちる
それを見て涙目になるあなたに
あたしは呆れてつぶやいた
「三食ちゃんと食べなさい」...愛を込めて
-
なんでも思い出に残したい彼と
どこにでも飛んでいきたい私の
これは唯一の旅の記録である
なんちゃって
いつでも両手でピースしてたのは
隣にあなたがいないから
よく「笑って」って言われたのは
私がいつも上手く笑えていないから
だってそうでしょう?
あなたが写真を撮って...写真
-
外に出ずとも広がる世界
暗いと恋もしちゃいけないなんて
何度読み返した校則も
登録規約にもなかったわ
立ち上がりが遅いのは
きっと私のスペックで
ログイン画面のパスワード
打ち込むだけで幸せ気分
週に一度のメンテ時間
私の心もアップデート...オンラインガール
-
白いマスクは 風邪じゃない
大きなおかずは プライドで
みんなによそう 優しさ大盛
エプロンは 誰かの真似じゃない
自分に合ったサイズだから
きっと 心も大きくなれる
デザートだって 牛乳だって
廊下に譲り 席につく
大人の対応 だってボクは
流行りの給食系男子...給食系男子
-
ただただ座る 毎日で
チョークのリズムじゃ 歌えない
ノートは 風を奏でるだけで
英国数理 上の空
それでも学校に行きたいのは
学食の新メニュー
争いなんかじゃ ないんだよ?
時間割は全部キミ
だからカバンは空っぽで
でも言えない言葉 たまってくから...授業中
-
カレンダーに 興味がない
生まれた日も 色とりどりのイベントも
それでも街は 賑やかに
赤やピンクで染め上げる
私が下げた顔を あなたが上げた
バレンタインに チョコバナナ
こんなに 素敵な一日に
「trick or trick?」
顔上げないとイタズラしちゃうよ?
「何の日?」 ...ハロウィン
-
「どうして?」が増えた 帰り道
目一杯こいだ 自転車も
叫んだ声が 枯れぬ間に
追い風に今日も 黒星で
口ずさんだ 恋の歌
はっぴーえんどが 歌えない
世界閉ざした ヘッドフォン
向かい風に 消えた声
認めきれない 人生に
間違えた歌詞 虚しく響く...ヘッドフォン
-
一目惚れだなんて
衝撃的な出会いだなんて
きっとないと思ってた
私の心はふわふわで あなたの笑顔にくらくらで
私の体もふわふわで あなたの瞳はきらきらで
あの日走った衝撃が ぐるぐるぐるぐる回りだす
地味で根暗で可愛くなくて
おまけに眼鏡でってそれマイナス?
色んな気持ちも考えも
私の中で回ってる...霊愛感情
-
[サビ1](00:00:00~00:24:00)
か細い手 繋ぎ止めたくて
立ち止まる様に
懐かしむ 事さえ出来ないで
時は巡る
[Aメロ](00:24:00~00:46:00)
巻き戻す 無邪気な希望
秘密のプレゼントは
目の前で薄れゆく
[Bメロ](00:46:00~01:09:00)...PAST TRAVEL(歌詞募集応募作)
-
真っ白な部屋で目が覚めた
田中太郎は目が覚めた
抱きしめてくれるキミの名も
涙を流すその顔も
ボクは何も覚えちゃいなかった
一生懸命話してくれるけど
テストにも出ないその言葉
名前の欄しか書けないボクに
何を思い出させるのだろう?
真っ暗な部屋は眠れない...田中太郎
-
見晴らしの良い画面の隅で 静かに照準を見定める
噛み続けたアイスの棒が 暑さと嫉妬の苛立ちを告げた
屈託のない笑顔 引きつる笑み
穢れなき瞳 冷たい眼差し
華奢で白い指 噛み癖のある爪
頭の中の黒い何か あなたにそっと囁いた
頬を染めるあなた 微笑みかける私
選択肢なんてなかったはずよ?
あなたと私...MPK
-
携帯にはハートのついたストラップ
並ぶあなたの着信履歴 何もなくても埋めていたい
交すメールはチャット状態
「今夜八時に駅前で」絵文字で返信 始まる一日
ゆっくりと一つ深呼吸 鏡は今日も笑ってる
あわてんぼうの私には 幸せすらもフライング
輝くお日様 前にして 挨拶せずにはいられない
目一杯両手広...星空デート
-
泣きじゃくって帰る坂道の
「急ぐから」とついた嘘に追い込まれ
走るペースと息の乱れは反比例
扉を閉める大きな音で
安心と悲しみがこみ上げる
「どうして私はいつも」が口癖で
「言わなきゃ良かった」
携帯の残りの電池はあと一つ
今言い訳をしても
きっと大事な所で切れてしまう...充電器
-
「おひさまとおつきさまはどうしてかわりばんこなの?」
首をかしげる幼きキミの
ふしぎ ふしぎ と出てくる言葉
どうして一緒じゃないのかな?
けんかでもしちゃったのかな?
おひさまは泣いてるよ
おつきさまは眠れないよ
本当はさみしくないのかな?
「ううん、一緒じゃなくても仲良しなんだよ。」
とまどいな...かわりばんこ
-
窓に滴る雫を指でおいかけて
退屈の文字に溶けていく
誰にでも降る憂鬱は
私にため息を見せ付ける
天気と仕事に妬いたつもりはないけれど
あなたを独占したいわけでもない
全部わかってる わかってるから
そんなにたくさんの「好き」はいらない
毎日おやすみのキスをくれなくてもいい
それでも少し不安になったと...雨
-
ビルで覆われたその下を
時の繰り返すその道を
人混みに紛れながら歩いてく
未だ陽も沈まないのに
灯を燈す並木道
時の止まったはずの街並に
冬の訪れを感じて
吹き荒ぶ風 明日への溜息
消えてしまうぐらい小さな私
夢ならばせめてこの日々に結末(おわり)を…...ロンギヌス