「どうして断ったの?」
「勿体ないよ。
 あんないい男に告白されるなんて、滅多にない事だよ?」

 貴女達は知らないのよ。
 あいつが今まで私にどれだけ酷い事をして来たのかを。

 あいつは私の友達をいじめていたの。
 暴言を吐いて、物を壊して…

 友達は私から離れて行った。
 私と一緒にいるからいじめられると言われた。

 私は自分の生まれ故郷が大嫌いになった。
 そこには敵しかいないから。

 今でも大嫌いよ、あんな所。

 だから、親に無理を言ってこの学校に行かせて貰ったの。
 なのに、あいつが付いて来るなんて…

 どれだけ私を苦しめれば気が済むの?
 どこまで私を追い詰めれば気が済むの?

 だから、私はあいつに言ってやるの。

「お前のせいで友達が私から離れて行った。
 お前が私の友達をいじめたから。
 だから、私はお前が大嫌い。
 お前なんか死ねばいい。
 お前なんか要らない」

イメージ:
私-MEIKOかルカ

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  • この作品を改変しないで下さい
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告白

 愛されたくて取った行動が相手の怒りを買った、その相手の気持ちを書いてみました。
 少々暗い話になりますが、この話から何かを感じ取って貰えたら嬉しいです。

閲覧数:127

投稿日:2011/03/14 16:33:33

文字数:420文字

カテゴリ:その他

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