午前7時駅のホーム
今朝の夢の余韻を引きずり俯く
僕の世界はいつものように沈んでる
「なんだかとても死にたいです」
鼓膜に広がる君の声は酷く滑稽な音でした

今電車とぶつかったのは
自殺志願者の神様と嘘吐きの君
聞き飽きたキャッチフレーズを掲げたら
「僕は人間不信の偽善者です」
君の愛した君は世界で一番不幸で可愛い



      止まない病まない愚痴と雨
      傘を忘れたふりをした
      雨に濡れていたいだけだった
      悲しいと言えば救われる
      そんな我儘なお嬢さんは
      空を飛ぶことなんてできやしないだろ



深い瞳と長いまつげ
お喋りな口を塞いで発した声は
いつも嗚咽に紛れて聴こえないんだよ
「もうその話には飽きたんだ」
死にたいと喚く首筋がわざとらしい

例えば僕が突然いなくなっても
君は悲劇のヒロインになんて容易くなれる
悲観に囚われたその頭じゃ僕の言葉は理解できない
「不幸自慢もほどほどに」
人と頷きと優越さえ勝ち取れば君は満足でしょう



      止まない病まない愚痴と雨
      愛憎で埋もれた
      君の肩だけは濡れぬように
      他人事で過ぎ去る日々と
      まだ捨てきれぬ幸福論者
      僕にこれ以上何を望むの何を待つの



 
 死にたいならどうぞお好きに
 僕はそういう人間です
 大丈夫ちゃんといつも言葉は探しているんだから
 君の肩が濡れぬように僕は小さくなって歩くから
 小さくなって歩くくらい
 君にだってできるだろう







 





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

不幸自慢





見えるところに傷なんてつけなきゃいい




( 全て周りのせいにするやつがいる )




閲覧数:80

投稿日:2010/05/31 19:43:06

文字数:688文字

カテゴリ:歌詞

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