万里を駆け抜く　憧憬の疾風
仰ぎ見れば天穹遥か　青
僅かな息吹が運んだ鈍色
淡く溶けていく

九龍の蕪雑　嶺上の花も
時の中の奔流にのまれた
烈々の命が見せる光も
泡沫の夢か

永い歴史を刻む　広大な大地のその上で
天に焦がれた瞳　強かに蹴り出した

伏竜鳳雛　今目覚める時
その背に翼を持たずとも
地鳳　燦然　いざ舞い上がれよ
大きく広げた両腕で

悠久の果てを　憂う愚昧達
春告鳥の声待ち侘びるのみ
寒慄払い踏み出す者だけが
掴んだ暁

永い歴史に刻む　足跡が砂塵に帰す前に
天より高く広く　轟けと鳳鳴を

伏竜鳳雛　今目覚める時
その背に翼を持たずとも
地鳳　燦然　いざ舞い上がれよ
大きく広げた両腕で

勇往邁進　もう立ち止まるな
その目に運命（さだめ）を捉えたなら
地鳳　端厳　雄姿を示せよ
この世にお前が在ることを

天を仰ぐ瞬間に　唇を噛む時も

疾風勁草　ただ膝を折るな
その身を覚悟で貫いて
空を往く鳳凰の姿に
鮮烈　抱いた想いのまま

勇往邁進　もう立ち止まるな
その目に運命を捉えたなら
地鳳　端厳　雄姿を示せよ
この世にお前が在ることを

伏竜鳳雛　今目覚める時
その背に翼を持たずとも
地鳳　燦然　いざ舞い上がれよ
大きく広げた両腕で