場所は変わって緑の国。
レンカ「……なんかデジャヴ」
気のせいです。
暴君王子に命令されたメイドは緑の少年(青年?)を殺す為に森近くの小さな村に来ていました。
王子曰く、「『リント君(は)、殺すのなしね』って言われたから、レンカに殺させればいいんじゃん!!俺天才(゜∀゜)」だそうです。恐らく彼女はそんなところに「は」などいれてないでしょうし、本当におつむが足りませんね。
レンカ「リントってホント馬鹿よね~…。適当にヤって帰ろ」
殺意はあるようです。
レンカ「別に殺す気はないわよ?なんか聞いた限りだとちょっとやそっとじゃ死ななそうだし」
単純に任務を遂行する気がなかったようです。
彼女は本当に正直ですね。でもどうする気なのでしょうか?
すると都合のいいことにそこにミクオが通りかかりました(物語の都合上 byうp主)。レンカは素早く木の陰に隠れました。
レンカ「あら、早速ターゲット発見。案外かっこいいしカイコ姉が惚れるのもわかる気するわね。じゃ、ちゃっちゃと終わらせますか」
レンカは手に下げていたマイバッグから赤茶色のペンキとナイフを取り出しました。
そしてミクオの背後からナイフを刺し、ペンキを被せました。
ミクオ「いてっ!ふぉ?!ペンキ臭ぁ!!」
レンカ「やっぱり推測通りこれくらいじゃ死なないわね。いい?あなた、千年樹をチェーンソーで切り倒されたくなかったら言う通りにしなさい」
ミクオは身に迫った危険に無意識に両手をあげながら答えました。
ミクオ「いや、あの木は俺を生んでくれたけどそんなの切り倒されても俺は痛くも痒くもな(殴」
レンカ「ストーリー上の展開考えろやゴラ。あたしだって嫌々やってんだよ、兄ちゃん。ええ??」
ミクオ「がらわりぃn(殴 ごめんなさい言うこと聞きます!」
ミクオ(あれ?本家だと俺に惚れて殺すの躊躇うオチじゃなかったか?)
レンカはまたマイバッグからペンキを出してミクオに被せました。
レンカ「いい?これから私は急いで城に帰る(勿論演技)から、あなたはここで倒れてるフリして私が居なくなったころに帰りなさい。で、カイコ姉にあったら、私が殺そうとしたことを全部話しなさい。因みに『リントの命令』とつけて。出来ないようならあなたの身体を真っ二つにするわ。いいわね?」
ミクオ「はい」
レンカ「よろしい。それじゃ私は帰るわ。くれぐれもカイコ姉に報告するのを忘れずに。それじゃ」
そう言い残すとレンカは足早に去って行きました。
ミクオ「なんだったんだ……?」
取り残されたミクオの呟きが静かな村に響き渡りました。
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