【終末思想の道化師】
BPM:202
詞:智恵の樹
生み落とされたこの生命(いのち)
頭に蔓延る二分思想
生への執着 死への願望(ユメ)
分岐は目前 私の人生(ゲーム)
選択を迫るオーディエンス
ルール無き人生(ゲーム)に答えはあるか
選んだところで辿り着くは
大鎌構える道化師
配られたカード全て
仕組まれた終末切符
日常に憑きまとう 道化の笑み
生死を求める選択肢
ジレンマ陥るプレイヤー
頭を抱えた負け犬は
道化の言葉に犯され
いつしか鏡の向こうには
イカサマ詐欺師も顔負けの
仮面を片手に携えて
少女の色は消えゆく
いつしか彼女は願望(ユメ)を見る
人生(ゲーム)を終わらす未来像
パラドックスの少年は
とうの過去に終わりを告げた
終わりを告げる声を聞く
耳すらも既に切り捨てて
彼女が描いた世界には
色音皆無 枯れる情景
崩れゆく 思考回路
嘘まみれ 黒い盤上(オセロゲーム)
有限の 時間など
いつか尽きる
少女が定める選択肢
偏(ひとえ)に逃げ出すプレイヤー
「救いのある場所などないさ」
道化の言葉がこだまし
鏡に映った虚像すら
形を残してひび割れて
自ら仮面を拾い上げ
舞台へと進み出る
少女は道化と成り果てた
終末を望む道化師に
仮面を外したその顔に
狂喜の笑みをたたえて
終末思想の道化師が
ハリボテの世界を打ち砕く
「もう2度と明日はこない」と
人生(ジンセイ)を切り捨てる
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