■No.270

   氷結の薔薇と騎士の話

白い森で 憂いを帯びる
氷結の瞳の少女は
ある日 王の勅を受けた
騎士の身を救ってしまった

そして二人は 恋に落ちてく
不思議な運命のよう
燃えあがった 恋の焔で
氷の世界に 花咲く

薔薇の乙女 騎士と踊る
その手は触れられなくても
互いの心は 吐息の距離
重なり合っていた

雪の森で 薔薇は咲けども
運命からは逃れられず
やがて 王の命を受けた
兵の軍勢がやってきた

「僕は君へと出会うためだけ
生まれてきたんだから
きっと次も また会いに来る」
そして騎士は走り出した

薔薇の乙女 騎士の背追う
その手では掴めなくても
互いの想いは 禁忌の愛
抱きとめてたかった

騎士は一人 立ち尽くして
すでに温もりは失われて
少女は騎士を抱きしめ
初めての口付けをした

薔薇の乙女 氷の檻
その手は固く握られて
互いの心は 久遠の距離
薔薇も枯れはしない


■ひらがなこおり

A
しろいもりでうれいおおびる
ひょおけつのひとみのしょおじょわ
あるひおおのちょくおうけた
きしのみおすくうてしまあた

B
そしてふたりわこいにおちてく
ふしぎなうんめいのよー
もえあがあたこいのほむらで
こおりのせかいにはなさく

S
ばらのおとめきしとおどる
そのてわふれられなくても
たがいのこころわといきのきょり
かさなりああていた

A
ゆきのもりでばらわさけども
うんめいからはのがれられず
やがておおのめいおうけた
へいのぐんぜいがやあてきた

B
ぼくわきみえとであうためだけ
うまれてきたんだから
きいとつぎもまたあいにくる
そしてきしわはしりだした

S
ばらのおとめきしのせおう
そのてでわつかめなくても
たがいのおもいわきんきのあい
だきとめてたかあた

C
きしわひとりたちつくして
すでにぬくもりわうしなわれて
しょおじょわきしおだきしめ
はじめてのくちづけをした

S
ばらのおとめこおりのおり
そのてわかたくにぎられて
たがいのこころわくおんのきょり
ばらもかれわしない


■読み仮名こおり

   氷結の薔薇と騎士の話

A
白い森で 憂(うれ)いを帯(お)びる
氷結(ひょうけつ)の瞳(ひとみ)の少女は
ある日 王の勅(ちょく)を受けた
騎士の身を救ってしまった

B
そして二人は 恋に落ちてく
不思議な運命(うんめい)のよう
燃えあがった 恋の焔(ほむら)で
氷の世界に 花咲く

S
薔薇の乙女 騎士と踊る
その手は触(ふ)れられなくても
互いの心は 吐息の距離
重なり合っていた

A
雪の森で 薔薇は咲けども
運命(うんめい)からは逃(のが)れられず
やがて 王の命(めい)を受けた
兵の軍勢がやってきた

B
「僕は君へと 出会うためだけ
生まれてきたんだから
きっと次も また会いに来る」
そして騎士は走り出した

S
薔薇の乙女 騎士の背追う
その手では掴めなくても
互いの想いは 禁忌の愛
抱きとめてたかった

C
騎士は一人 立ち尽くして
すでに温もりは失われて
少女は騎士を抱きしめ
初めての口付けをした

S
薔薇の乙女 氷の檻(おり)
その手は固く握られて
互いの心は 久遠(くおん)の距離
薔薇も枯れはしない



■氷の少女と騎士の物語です
バッドエンドではないはずです……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

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閲覧数:338

投稿日:2020/05/28 21:54:53

文字数:1,398文字

カテゴリ:歌詞

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