ヨーイドンの合図も無く　ただ踏み出してたその一歩は
大事な決意があったはずだけど
遠くへ進んでいく度に　なんの為なのか
足取りだけ重くなる

どうやら世界は　飽きれるほど無関心で
主人公とそれ以外の居場所が
ただそこに在るだけ

一回目の敗北を知って　ちょっと傷ついて
この世界は残酷なくらい　常に平常運転で
もう少しって自分に　言い聞かせるのは何回目だっけ
君の声に僕の声はまた押しのけられて
消えていく

大好きなものを一つ　忘れちゃおうって思って少し
楽になったような平常心は
どんなに目をそらしたって　思い出す度に
虚しさだけ焼き付いて

どんなに足掻いたってさ　好きだけじゃどうにもならない
解っていたことでしょ　実際は躓いてばかりだと

十回目の敗北を知って　ひどく傷ついて
立ち止まった涙の数だけ強くなれるなんて嘘が
もうやめちゃえって自分に　言い聞かせるのは何回目だっけ
君の声に僕の声はまた色あせて映っていくんだ
何万人の当然だ　受け入れろって人は言うけれど
うるさいな　僕はまだ負けてなんかいないだろう

有終の美なんて　時代はとうに過ぎて
継続は力なりと　進んできた今日が
誰かの為じゃなく　自分の為だって
また一つ気づいて　走り出していく

百回目の敗北を知って　今日も傷ついて
この世界は残酷なくらい上手くいかない事ばかりで
あと一回って自分に言い聞かせるんだ何回目だって
君の声も僕の声も　代わりのものなんて無いんだ
何回立ち止まってでも　また踏み出していく一歩が
続いていく　僕はまだ負けてなんかいないんだから