「何でこんな空中にいるのよー!!
何であんたに羽はえてんのよー!!!!」

言葉遣いが荒くなってきた…
でも今はそんなのどうでもいい!

「だから、君を連れて行かなきゃいけない所があるんだって!
羽は生まれつきの能力!!」

「それってどこなのぉー
能力って何ぃー…」

もう怖すぎて半泣き状態だった

すると何かフサフサした感じのものが顔にあたった

「…羽??」

羽が私を包んでくれているみたいだった

「泣かせちゃってごめん。もう少しだから我慢して」

と言って男の人はニコッと笑った
馬鹿にしてき時とは違う顔だった

コクンと私はうなずいた
いつの間にか眠りについていた


「……い…」

何か声が聞こえるきがする…

「お…い…」

ん?? この声って…

ゆっくり目をあけてみると

「おっやっと起きた!! おはよ!」

すごい万遍の笑み
散々な目にあわせといて……苦笑

何かフカフカしてる…

「それはクラウフローって言って雲の床
だよー」

雲って触れないんじゃなかったっけ?

「…それより此処は?」

「あっ此処はゼルス王国っていう、君の住んでるとこの真上
あたりにある国だよー」

だから空を飛んで移動したのか
ホントに怖かったぁ…

っていうかこれ現実なのかな…

さっきからありえないことばっかりだし…

「ねぇ、これって現実なの??」

「あぁ」

「いたっ!!」

ほっぺつねられたぁー…

「ほら、現実でしょ?笑」

「ホントだ…。
何で私を此処につれてくる必要があったの??」

「それは、今からゼルス様のところへ行って詳しく教えて
もらおう」

「ゼルス様…??」

「ゼルス様はここの国の王様だよ
ゼルス様が君を必要としてるんだ」

私を…??
何処にでもいるような高校生なのに…

「とりあえず、ゼルス様のところへ行こう!
立てる??」

「うん、大丈夫…!?」

床に足をついたとたん、ものすごい変な感覚がした

「大丈夫っ!? たぶん人間の世界と重力が違うから…」

「そうなんだ…。 これじゃ一歩も歩けない;」

「それじゃあまた飛んで行く?笑」

「いや、絶対歩く!!!」

もうあんな思いはしたくない…泣

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  • 非営利目的に限ります
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【1つだけの命】 第五話

閲覧数:123

投稿日:2013/06/16 17:01:56

文字数:930文字

カテゴリ:小説

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