ディスコー
項垂れた朝に夢を見るだけならタダじゃないか
ねえダンスホール
待ちわびた夜にそんな寂しいこと言わないでよ、ねえ

踊りだしたいと不意に言った
私を遠巻きに見つめる第六感

後ろ向いていた都会塔も
放たれた明日の影に気づいてしまいそうだ

何処で間違った？　問いはナーバス。
不確かな味すら確かに嫌っていた

わざと置いてった枯れた瓶で継ぎ足した
言葉の数も覚えていないようだ

ディスコー
項垂れた朝に夢を見るだけならタダじゃないか
踊れダンスホール
待ちわびた夜にそんな寂しいこと言わないでくれ

「煌めいた」
君と何処かですれ違った人形さ
「瞬いた」
夢の彼方でまた一人踊るのさ

そうやってまた眠ったノイズの中
覚えてられない夜を追うの？
何だって悩めるって、そう思っていた
それは思い違いだったけど。

ディスコー　解はナンセンス。
撃ち抜いた悪夢の種は芽吹いていた？

醒めた表情に靡くように
飲み干した真っ赤な愛に澄ましてみようか

ディスコー
寂ついた朝に夢を見ているだけでいいのかい

ねえ。聞いてよダンスホール。
今　この場所で踊らせてくれ

ディスコー
項垂れた朝に夢を見るだけならタダだからさ
踊れダンスホール
待ちわびた夜にそんな寂しいことやめにしないか

「煌めいた」
君と何処かでまた出逢った人形さ
「瞬いた」
夢の彼方でまた二人廻って

何遍だって光って踊るのさ