誰より遠く　わたしを連れて
誰より近く　あなたのそばで
その声聞かせて　名前呼びかけて
わたしたち出会えた奇跡に
「ありがとう」

小さな星がざわめく　凍える風に吹かれて
いつもと同じ街並み　別の場所みたい
時々触れる右手が　もどかしいほど冷たい
この手を取ってくれたら　握り返すのに

夜空を見上げ　輝く声も
時々伏せる　臆病な目も
すべてがあなたの　いいところだから
いつでも抱きしめたくなるの

これから歩く　二人の道を
幸せにすると言って欲しい
けれどもあなたは　恥ずかしがるから
ひとりで小さく呟いた
「あいしてる」

白い吐息が流れる　無邪気な風にさらわれ
いつも行かない公園　秘密基地みたい

「丘から見える街の景色が　宝石みたいで綺麗だよ」と
あなたは笑って　少しうつむいて
わたしの手をそっと握った

二人並んで　彼方を見れば
煌めく街の光が映る
今日の一日も　きっとこれからも
二人が一緒であることに
「おめでとう」

誰より好きなあなたの声を
目印にして進めるように
わたしもこれから　強くなれるから
この手を離さないで欲しい

誰より遠く　わたしを連れて
誰より近く　あなたのそばで
その声聞かせて　名前呼びかけて
わたしたち出会えた奇跡に
「ありがとう」



▼譜割りです▼

だーれよりー・とおく・わたしを・つーれてー
だーれよりー・ちかく・あなたの・そーばでー
そーの・こーえきかーせてー・なまえ・よびかーけてー
わたーしーたち・であえたきーせき・にー
あーりが・とーおー

ちいさなほーしが・ざわー・めくー　こごえるかーぜに・ふか・れてー
いつもとおーなじ・まちー・なみー　べつの・ばしょみー・たー・いー
ときどきふーれる・みぎー・てがー
もどかしいーほど・つめー・たいー
このてをとーって・くれー・たらー　にぎり・かえすー・の・にー

よーぞらをー・みあげ・かがやく・こーえもー
とーきどきー・ふせる・おくびょう・なーめもー
すーべーて・があなーたのー・いいとー・ころだからー
いーつーでーも・だーき・しーめ・たーくーなーるのー

こーれからー・あるく・ふたりの・みーちをー
しーあわせー・にする・といって・ほーしいー
けーれ・どーもあなーたはー・はずか・しがるーからー
ひとーりーでち・いさくつぶーやい・たー
あーいし・てーるー

しろいといーきが・ながー・れるー　むじゃきなかーぜに・さらわれー
いつもいかーない・こおー・えんー　ひみつ・きちみー・たー・いー

おーかからー・みえる・まちのけ・しーきがー
ほーおせきー・みたい・できれい・だよとー
あーなーた・はわらーってー・すこしー・うつむいてー
わーたーしーの・てーを・そーっ・とーにーぎーったー

ふーたりなー・らんで・かなたを・みーればー
きーらめくー・まちの・ひかりが・うーつるー
きょお・のーいちにーちもー・きっと・これかーらもー
ふたーりーがいっ・しょであること・にー
おーめで・とーおー

だーれよりー・すきな・あなたの・こーえをー
めーじるしー・にして・すすめる・ようにー
わーたーし・もこれーからー・つよくー・なれるからー
こーのーてーを・はーな・さーな・いーでーほーしいー

だーれよりー・とおく・わたしを・つーれてー
だーれよりー・ちかく・あなたの・そーばでー
そーの・こーえきかーせてー・なまえ・よびかーけてー
わたーしーたち・であえたきーせき・にー
あーりが・とーおー