彼方に散りゆく星屑 胸は深く傷つき
颪呼ぶ爽籟に 想いは愁い染まる


窓辺に佇むこの姿 月の明かりに映され
心揺れる愛しい人と 別れの刻が迫る
記憶に残る花火の音 二人過ごした夏の夜
手振る姿 遠ざかる度 涙こらえ微笑む

枯れ葉舞う街角で 別離の言葉を告げた
約束を胸に秘めたまま別れ刻んで

彼方揺れる星屑の舞い 胸に焼きつく想い
風乗せ遥かな空へ 溢れ止まらぬ涙
揺れる心重ねた誓い 運命の切れる瞬間
遠くから聞こえる音色 愛別離に溺れて


寂しげな街灯の下で 二人手繋ぎ歩いた
別れの意味告げる言葉が 零れることを知った
星屑が散る闇夜の中 遠い未来を夢見た
あなたと共に描いた夢 今、彼方へ去ってく

寂寥の響きが 胸に刻む落葉
揺心揺涙 淡い想い消えて

夜空舞う花火の光 静寂に包まれて
遥かな思い出の中で 辛い別れに耐える
あなたとの惜しみなき日々を 胸に刻み忘れない
遠く離れても変わらず 想いを胸に秘めて


寂寥の響き木霊して 胸に刻む離愁の音
届かない場所へ離れども 想いは月に語り

月の明かりに照らされて 寂しさに佇んで
巡った季節と刻を 今も夢に微睡む

彼方揺れる星屑たち 胸に焼きついた想い
風乗せ遥かな空へ 律の風に散らして
揺れる心重ねた誓い 運命が切れた瞬間
遠くから聞こえる音色 哀別離に震えて

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【爽籟】そうらい:秋風の爽やかなひびき。

【颪】おろし:山から吹き降ろす勢いのある風。
※六甲颪、赤城颪のソレ

【離愁】りしゅう:別れの悲しみ。

【寂寥】せきりょう:ものさびしい様子・感じ。

【愛別離】あいべつり:愛する者と別れる苦しみ。
※語呂都合で愛別離苦から略した。哀別離は同様で当て字。

【揺心揺涙】ようしんようるい:心が揺れ動き、涙も溢れる心情。
※ChatGPTに何か良い古語や熟語ない?って相談したら教えてくれた。きっと造語。

【律の風】りちのかぜ:秋らしい感じがする風のこと。
「律の調べ」の「律」は「呂(りょ)」とともに、音の音階、調子をあらわしている。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

爽籟

タイトルは「そうらい」と読みます。
ボカコレ初参加、2023夏投稿曲の歌詞です。

・Nico
https://nico.ms/sm42560897

・Youtube
https://youtu.be/x2bfPmPel-A

閲覧数:92

投稿日:2023/08/06 04:02:41

文字数:923文字

カテゴリ:歌詞

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