おはよう　どうしようもない昨日が終わって
昨日の終わりの　その続きに立って
ねえ、何を食べに行こうか　何処へだって行こうぜ

やあ　あなたのどんな苦悩でさえも
どうやったって　誰も推し量れないが
今、この時を選択した　その勇気を讃えたいんだ

当たり前の顔して　当たり前に傷付いて
その根っこの諦観が花を咲かせた
そんな　あなたにしか云えない言葉がある

誰も救えない　これは物語じゃない　それでも僕らは呼吸をする
心臓の脈拍と絡まるリズムで　寿命を刻むブレスを吐く
瞳を見開く　静脈に流れる血液が生きている事を肯定する
あなたが化け物だって独裁者でもいい　それでもパレードは続くだろう

批評家が蔑むようなカルチャーでも
あなたがそれを愛するなら名作だ
誰かが抱き締めなくたって　いつかそれがあなたを愛するよ

あなたがいる　その場所は　いつかのあなたが選んだ場所
誰かが居場所と羨む　その場所は
いつかのあなたが掴もうとした　その全部だ

愛とか友情が救わなかったものだ　それらの僕らも呼吸をする
長い前髪　我楽多の瞳　嗄れた声で世界に触れる
ページは進む　作者も読者も僕らなんかを待ってくれない
二の足を踏んで転びそうになったけど　それでもパレードは続くだろう

あなたがあなたを傷付けて　誰彼もあなたを傷付けて
あなたは知らないだろう　あなたを見詰める多くの眼を
あなたは知らないだろう　口から出掛かったメーデーを
でも、誰彼も知らないだろう　あなたの痛みを
そりゃ、そうだよね　もう何回だって悩み抜いたんでしょう
どんな言葉だって想像がつくぐらいに
でも　一緒に歩くぐらいは出来るから　この手を握って
何も言えないから　何も言わないでおくよ

誰も救えない　これは物語じゃない　それでも僕らは呼吸をする
心臓の脈拍と絡まるリズムで　寿命を刻むブレスを吐く
瞳を見開く　静脈に流れる血液が生きている事を肯定する

それでもパレードは続くけど　この先の話を書き殴ろう