後ろ向きに歩くこと
首振って否として
駄目の理由は見もしない
二十歳の翁

要になる落胆は
理屈なき卑屈だけ
圧して殺し不感症
利己主義の罪

卑怯者と罵られて
妄想は加速してゆく
自滅へと望みを高め
歯車が乱れ噛む度
間違いだけが浮き彫り
堕落だけ光を浴びる

今、腐乱する自由に
死に絶えて逝くロマンス
螺旋描く奈落

合言葉に粛清を
教誨師の言及を

手など取らず踊りましょう
背徳を買って出る
背なる愛の腹見せず
二十歳の嫗

惑うほど色を増す
言葉だけ美しく
心地のいい既視感は
前世の遺志?

赤い糸に絡め取られ
喜びに満たされている
自決する孤児の指
痛覚が甘く麻痺する
快楽などを催し
堕落する涙を誘う

そう芋虫の模擬した
蠢いて鳴くロマンス
影と形 懿徳

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

堕落論

閲覧数:169

投稿日:2015/10/28 18:24:48

文字数:337文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました