朝焼けに鴉が鳴いている
ネオンの残り香を食べるように

ゴミ箱から溢れた夜の残滓
無邪気な箒が街の隅に寄せる

歩き煙草の 吸い殻を踏み潰し
今踏み出すのが 朝か夜かを考えている

朝焼けの鴉は夜に飛ぶのか
ネオンの残滓は朝に輝くのか

取り残された僕がどちらに傾くのか
まだ まだ


真昼の月が静かに泣いている
誰も僕を見ていないと鏡写しにする

夜中の太陽が寂しいと呟く
誰の目にも留まらないと僕に知らしめる

街角のゴミ箱を無意味に蹴飛ばし
一歩踏み出した
暗転 落下 そこに道はない

朝焼けを見つけた鴉も
月をかき消すネオンも 僕は妬ましい

真昼の月 夜の太陽 僕の場所
道を探して
まだ まだ

鋏の雨が降る 視線が傘を穿つ
眩しいネオンライトの街
抜けた先にある朝焼けの 景色

今 ようやく光を見つけた
暗闇に沈んでようやく 手に入れた

僕の光を 小さな光を
やっと 手に入れた
輝く暁

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

歌詞応募用作品です。

閲覧数:186

投稿日:2019/03/10 01:59:41

文字数:404文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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    先日は歌詞の応募に参加していただき本当にありがとうございました(。_。*)
    選考させて頂きました結果、他の方の作品を採用させていただくことにしました。
    貴重なお時間を割いて考えて頂いたのに本当に申し訳ありません!

    2019/03/24 22:58:13

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