「背理法の証明」


現実世界の何がリアルかを探し求めてるぼくらの心情
まやかしだらけのちゃちなハリボテを押し倒したいよ ぼくらの強情
否定から入る それを否定して真を得たいんだ ぼくらの窮状
大事な物事に背中を向けて さあ、教えて欲しいんだ 背理法

否定した物事に潜んでる矛盾を見つける 緻密な探求
わずかな綻びを指摘しながら 世界を再構成していくと
浮かび上がるのは二つに分かれた白黒ばかりのリアルな現状
ため息を一つ そこに浮かべたら なんだか黒く濁った気がした

滑り落ちて 砕けた物が 全部偽物だったなら
ぼくの中の 半分くらいが なくなってしまうんだろう
ただそうして 変わる世界を 眺めつづけて立っていたら
僕の肩を トントントンと 誰かが叩くのを感じた

全て否定されたこの世界で 僕だけなんで否定されないのか
わざと間違っていたはずなのに なんで訂正してくれないのか
歪み壊れた視界の中で 「正常」 押された烙印を見つめ
正常が異常であるはずなのに ぼくは正常 アハッ……

矛盾は一つもなくて 全てが零れ落ちるの
黒く定義づけされた 身体を両手で包むの

「そんなはずはない! そんなはずは――」 
滑稽なおままごと
周りに合わせた人間遊びはそれはそれは楽しいものだったか?
正しい自分はどこか遠くに いつのまにやら手足が動いて
消える 消える メロディー

全て否定されるこの世界で 僕はその場で頭を抱えて
黒が足元に広がっていく 身動きさえも取ることが出来ずに
「あなたに矛盾はありません」と前提が違う論理が囁く
そんな言葉は望んでないよ 耳を塞いだ


全て否定されたこの世界で 僕だけなんで否定されないのか
わざと間違っていたはずなのに なんで訂正してくれないのか
歪み壊れた視界の中で 「正常」 押された烙印を見つめ
これまた大層皮肉なもんだ、と諦め気味に笑った

いつからすり替えられいたのか ぼくを彩る無数のメロディも
何も聞こえなくなった世界 お迎えがやってくるのを待ってる
歪み壊れた視界の中で 「正常」 押された烙印を見つめ
すぐにその忌まわしい烙印も黒く染まって消えていく
















ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【歌詞】 背理法の証明

詰め込みすぎは良くないと思います。

閲覧数:148

投稿日:2011/12/13 18:34:35

文字数:925文字

カテゴリ:歌詞

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