「こんにちは……蒼姫ラピスです。よろしくおねがいします。」
蒼姫ラピスが、リンレン宅にやってきた!
「全力でおつきあいさせていた「黙れ!」
鼻血の出かかったレンにリンが蹴りを入れ、なんとかラピスは普通に家に入れた。
「レンくん、こーゆーこが好みなんだぁ?」
「ミク姉、からかわないでよ。」
レンは真っ赤になった顔でミクをにらんだ。
「でもぉ、結構お似合いじゃなぁい?」
「やだやだ、レンはリンの!」
この三人は、まだ知らない。
ラピスが、とんでもない爆弾だということを。
episode1 Lin
「えーと、改めまして……今日からこの家でお世話になります、蒼姫ラピスです。」
「結構普通のあいさつね~ぇ?」
新人いじめか!
レンはリンを止めようとしたが、
その必要はなかった。
「あ、リン先輩ですか?きゃっ、生で初めて見ました……!」
「えっ、ああ、そう?」
いい雰囲気ね♪
ミクは安心した。
――はっ――
「あ、鍋が……!ネギ鍋~!」
「あっ、バナナ持ってくる!」
ミクとレンはあわてて、台所に駆け込んでいった。
「行っちゃったねぇ。」
リンがなんとなく話を持ち出す。
「ラピス、あたしのファン?」
すると、ラピスは笑った。
「こんなレベルが低いだなんて、応援します!」
カチーーーーン
「なにぃ?先輩にそんな口叩いていいと思ってんのかぁぁ?」
「特に胸とか♪もっともんd「だめだあああああああああ!」
タブーでした?と、ラピスは自分の胸を強調するように、リンに詰め寄る。
「いやあああ、それはタブー!」
「お胸、貧しいんですよね、案がい大したことありませんでしt「こらあああああ!」
リンは息を切らしながら、ラピスの胸のほうを見た。
「……メイコ姉ほどじゃないけど……」
――って
「胸の話をもちだすなあああああああああああ!」
「あら、ごめんなさい。そんなレベルが低いだなんて知りませんでした!」
悪魔の笑みに見えた。
「もー帰って!」
「ここに住むんです。」
どぅわっ
「知りませんでした?ばで始まる鏡音リンさん。」
「ばかってこと?」
「ひどい……あたし、そんなこと……」
「……。」
リンは、ラピスがとんでもない毒舌娘ということを知った。
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