A
「またね」と君の言葉　心にもないのに
気づかなかったから　青の中に見失った

B
空っぽになった手のひら　消えてしまった君の影
どこにも　映らなくて

S
君が映らない夏の青さから逃げたい
僕らは「さよなら」も　言えないままだったから

青空に攫われたあの日が　僕の“大切”から消えない
夏のシンドローム

A
「さよなら」僕の言葉　心にもないのに
忘れたかったから

「　楽しかったあの日は　置いていくよ　」

B
空っぽと思ってた　全部失ったつもりの手は
君からの　勇気が見えた

S
君が映らない夏の青さから逃げてた
僕には「さよなら」も　言えないままだったから

青空に攫われたあの日の　君にもう一度会えたなら
「　さよなら　」を

S
君が映らない夏の青さから逃げたい
僕らが会えたら「さよなら」以外ないだろうから

青空に飲み込まれた僕は　“一番大切”になった夏に
囚われたままだ

青空シンドローム


ーー以下より、ひらがな全文ですーー

またねときみのことば　こころにもないのに
きづかなかったから　あおのなかにみうしなった

からっぽになったてのひら　きえてしまったきみのかげ
どこにもうつらなくて

きみがうつらないなつのあおさからにげたい
ぼくらわ　さよならもいえないままだったから
あおぞらにさらわれたあのひが　ぼくのたいせつからきえない
なつのしんどろーむ

さよならぼくのことば　こころにもないのに
わすれたかったから
たのしかったあのひわ　おいていくよ

からっぽとおもってた　ぜんぶうしなったつもりのてわ
きみからの　ゆうきがみえた

きみがうつらないなつのあおさからにげてた
ぼくにわ　さよならもいえないままだったから
あおぞらにさらわれたあのひの　きみにもういちどあえたなら
さよならお

きみがうつらない　なつのあおさからにげたい
ぼくらが　あえたらさよならいがい　ないだろうから
あおぞらにのみこまれたぼくわ　いちばんたいせつになったなつに
とらわれたままだ

あおぞらしんどろーむ