モノクロの夢

モノクロの夢



叶わない夢　守れない友を
死ぬまで愛せる程僕は強くない
「らしくないよ」と　大人は言うけれど
僕らしさを知らない弱虫
僕の悪い癖

君と　行った町　走る草原
二人過ごした海
武器を掲げゆく　記憶をたどる
モノクロの夢

進め　永遠に　幸せになれ
ひどく　重い　鈍色の空
「意気地なし」だと　笑えばいい
どうせ散る願いなら

話したいこと　笑い合いたいこと
また明日ねと手を振った夕日が寂しい
「生き飽きた」と言った　最後の言葉が
心抱きしめ　離してくれない
あたたかな光を

やっと　入り込む　路地裏の隅
整う息の音
人を　傷つける　悪の組織を
倒せないままで

止まれ　時よ　お願いだから
命の　ともしび　呼び起こして
たたかい続く　何度だって
この身焦がれるまで

夢の中で　君が笑った

祝え歌え　我が祖国の
輝かしき建国を
迎え入れよ　我が祖国の
栄光ある門出を
讃え歌え　我が祖国の
革命の名のもとに
願い給え　我が祖国の
永遠に消えぬ平和を
崇め立てよ　我が祖国の
戦果に散った戦士の血を

進もう　共に　生きていこう
思う　ように　生きていこう
君と笑った　空の下で
微笑んだ気がした