中途半端な出来損ない
お前なんかもういらない

母の胎内からでなく
透明なガラス瓶から産まれた人間モドキ

『化け物』と人はいうけれど
どういうことなのか僕にはわからない

目的も何もない　ただ緩慢に生かされるだけ

魂を持たない虚ろな人形　この瞳は光を映さない
心を持たない虚ろな人形　この瞳は闇しか映せない

存在意義はたったひとつ　それでも聞きたい

僕　は　何　の　為　に　生　ま　れ　て　き　た　の　？　

中途半端なできそこない
お前なんかもういらない

役に立たない人形は
いつも必ず捨てられる

だから僕は―
心なんて魂なんて持っていないと
必死で自分に言い聞かせた