気が付いたら夏はすぐそこにいた
大人になりたかった僕ら とっくにオトナではあった
誰も傷つかない夏を生きたかった
カーテンも閉め切った 正しすぎる陽から逃げるように

耳鳴りがやまないでいる あの浜が僕らを待っている

白い夏の黒い部屋で君だけが白く光っていた
どれだけ青くなろうとも赤が鋭く走ろうとも ただ

愛するほかに僕は知らなかった
不器用だった弱かった (だけど?) だから愛していたかった
誰も傷つけない街を生きたかった
カーテンも閉め切った 正しすぎる灯から隠すように

朔宵の海鳴りふたり聡すぎた 僕ら大人になっちゃった?

黒い夜の白い街で君はなお白く光っていた
君がつないだ命のかたちが白く光っていた から

気が付いたら夏はすぐそこにいた
大人になったのか僕ら 日付とともに何が変わるの
誰も傷つけない街を生きたかった
カーテンも閉め切った 正しすぎる非から逃げるように
愛するほかに僕は知らなかった
不器用だった弱かっただけど だから愛していたかった
君を傷つけない僕でありたかった
カーテンは開けといた 正しすぎる火に焼け死んじまうよ

朔宵の海鳴りふたり聡すぎた くっきり地平線見てしまった
耳鳴りをふたりで埋めた岸へ行こう 掘り起こしてさ
今度こそちゃんと
海に投げ捨ててくれよ

白い夏の黒い部屋で君だけが白く光っていた
どれだけ青くなろうとも赤が鋭く走ろうとも
黒い夜の白い街で君はなお白く光っていた
君がつないだ命のかたちが僕まで白くしてくれた
黒い過去の黒い海で君はただ白く光っていた
僕が愛した君がつないだ いのちのかたちが白く美しく光っていた

白く美しく光っていた
今夜は満月 笑ってよ
おめでとう 愛している



 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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海鳴りと月



閲覧数:121

投稿日:2013/03/26 23:59:56

文字数:733文字

カテゴリ:歌詞

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