「今、君は驚いているのかな?」
君と私の出会いは、突然だったよね。
君がいきなり声をかけてくれて、
私がそれに頷いたんだ。
君の笑顔は輝いて見えて、
私はそれに惹かれていったんだよ。
だけどね、もう終わりにしよう。
君の光は眩しすぎるよ。
去年から進めない私と、
前を見据えていた君の差は、
もう修正不可能らしいから。
「今、君は怒っているのかな?」
君と私を比べてみると、不釣合すぎるよ。
君は大粒のダイヤモンドなら、
私はそこらの石ころだね。
となりに並べてみることさえ、
私には怖くてもうできないんだよ。
だからね、もう終わりにしよう。
君はホントに強すぎるよ。
前に君に聞いた事あるね、
「どうしてそんなに前を向けるの?」
これで私は全てを決めた。
「今、君は悲しんでいるのかな?」
君は不思議そうな顔、「理由なんているの?」。
君はどこまでも高く飛べる鳥で、
私は地べたを這っているアリだよ。
その差は一目瞭然で、
そんなの比べる必要さえないね。
だからね、もう終わりにしよう。
君は本当に速すぎるよ。
これ以上何も言わないで、
決心がブレてしまうじゃない。
私も涙をこらえるからさ。
「今、君は探しているのかな?」
私はこの街を出るよ、二度と戻らない。
君は君の道を速く走って、
私は私の道をゆっくり行くよ。
その差は歴然だけど、
いつかは追いつけると信じていたい。
だからさ、また始め直そう。
行先はいつも同じなのよ。
これ以上言葉はいらない。
またいつか会いましょう。
いつも、いつも歩き続けるよ。
だから心配しないでね。
また桜の季節に会おうよ。
また、笑って、泣いて、喜んで、悲しもうよ。
だからこのアドレスは取っておいて…………………………
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