並んだふたつの影
空回りするチェーンの音
「またね」で顔を上げた君は少しだけ
疲れたように笑ってた

確かそれで話は最後
結局本音は今でも暗記シートの下
氷が溶けるように八月はとうに過ぎ去って
結露した悔いがグラスを滴っていく

ずっと
最適解がわからないままずっと
最低な選択ばかり繰り返して
全部を知ったその時にはもう
隣に居るのは僕じゃなくなっていた。

なんて

仕方が無いこと振り返って
「ああすりゃ良かった」ばっか言って
忘れようとしたって
蝉が鳴くせいで
逃げたあの日を思い出して
なんて
伝えなかった事をもう一度って
手にしたスマホを投げ出して
寝静まった道路へひとり飛び出していく

ずっと
最適解が見えなかったあの日もきっと
最低なバツだらけの昨日もただの過去で
君と見上げたあの空もきっと
色あせてゆっくり忘れていく
こうやってまた一つ夏が過ぎてゆく。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ありふれた最後の夏 歌詞

歌詞です よかったら歌ってみてね

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投稿日:2024/09/02 03:02:39

文字数:387文字

カテゴリ:歌詞

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