くすんでいる ブックカバー
想像がわたしに呼びかける
どこまででも 飛んで行ける
確信に満ちた 一ページ
目の前の 空想の空向かって
ただ 強く踏み出したんだ
翼のないわたしが問いかけたことが
小さな風を 巻き起こしたら
繋がってる 全てが
モノクロで編まれた 気まぐれな空が
心に色づき 目を奪って
ほら どんな場所へも
連れ出してくれるよ
紙を擦る 指先から
インクの香りが広がり続け
切り取られた 空の色を
横目に耽った 午後三時
身の周りだけにとらわれずに
夢に飛んで行けたなら
何者でもないと 立ち尽くすならば
知らない世界へ 心飛ばして
わたしの色彩で
正しさなんてもの 必要ないほど
目まぐるしく回る 影模様
まだ見ない景色も
見える このセカイ
翼のないわたしが問いかけたことが
小さな風を 巻き起こしたら
繋がってる 全てが
モノクロで編まれた 気まぐれな空が
青く色づいて 目を奪って
ほら どんな場所へも
連れ出してくれるよ
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