願い、星にかけて~残された秘密と無限世界~


 パーティが終わった。
 横になって空を見上げる。
 まだオーロラの光がチラチラと揺れているのが分かる。
 残った疑問は多い。
 何故、レンがレイになったのか、とか…

 その全てが解ける時は、来るのだろうか?

 「こんなところで、何の考え事かな?」

 リノが隣にいた。
 分かってるくせに…

 「やっぱりバレてたか。まあ、心が読めるのは便利な反面、辛いこともあるよね。」

 リノ、少し聞いていいかな。
 あなたたちのこと。
 この世界のこと。

 「いいよ。もちろん、答えられるものは少ししかないけど。」

 レンとレイは同一人物なのかな?
 あと、ミクのような人は何者なの?

 「レイとレンは別人だよ。
  もともとは、私のように実体化するはずだったけど、失敗したんだ。
  それでレンの身体に入ってる。
  だからレンとレイ、2つの魂が、レンの身体に入ってることになるね。
  エルルカとグーミリアみたいな感じになるのかな?
  レイとレンは外見も変化するから、少し違うか。
  で、ミクのような人はミツキ。
  私たちの橋渡し役で、空間移動とかできるんだよ。」

 なるほど…その、橋渡しっていうのは?

 「七夕の伝説って、知ってる?」

 うん。織姫と彦星が、会えるんだよね。

 「私とレイが、ベガとアルタイルなら、ミツキはデネブの星なんだよ。」

 七夕か…
 もうひとつ、質問があるんだ。
 リノ、最初の戦いの方に出てきた人は、誰なの?

 「……!?」

 リノ、知り合いか何かなのかな?

 「…こことは、別の世界の話になるんだ。
  だから、答えられないよ。
  でも、どこかのリンは知ってるかもね。」

 リノが答えたくないなら、それでいいか。
 とりあえず、荒らしはリナさんが倒してくれたみたいだし、しばらくは平和なのかな。
 ねえ、リノ。

 「…何か、お願いかな?」

 この世界がずっと、輝き続けますように

 願い、星にかけて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

願い、星にかけて~残された秘密と無限世界~

 この世界は完結して、リノの発表日までに間に合った!
 もちろん、リンがいる限り、そこにリノは行けるわけですが…
 次はどの世界を書こうか、迷っていますw

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投稿日:2013/06/24 07:15:00

文字数:862文字

カテゴリ:小説

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