目を見張るような山頂の 向こうに虹を見つけた
それから耳鳴りが毎日聞こえる様な気がした

誤魔化す様に声を張って 出来るだけ大きく響く様に
ママにおねだりして買った スニーカーもピカピカに ああ

新品の煌めきと 正反対で見窄らしい背丈と
初めの一歩はまだ下手な雄叫びと一緒だった

喉奥から出ただろうか 心の底からの気持ちは
踏み込んだ力と同じだけ擦り減った靴底
暗闇が怖いかい? それでも進むだけ
まだ瞳の裏にある輝きがランプの代わり

耳を疑う様な現実の ニュースの向こうに明日があって
それから耳鳴りだけ止まないまま 部外者のスピードで続いて行く

いつからだろう 大きな声を出せないで喋る様になったの
靴底が壊れちゃったスニーカーはゴミ捨て場で眠ったよ

中古品で色褪せた 我楽多の祈りが呪いに変わる頃
怖がりな一歩を踏み出す理由が もうそれしかない事に気付くんだ

まだ声は出るだろうか 喉が潰れたなら肺から
もう自分の為だけでもいい 君が泣きながらでも駆けるのなら
太陽が眩しくて 夜を彷徨い続けたんだろう
まだ瞼の裏にある輝きだけを頼りに

登らなきゃ 何処へ行き着こうと
迷子の呼吸が探し続けている 旗を立てて息をつける場所へと
誰に聞こえなくても 山彦の様に響くから
泣き続けるんだクライマー

眼を凝らすんだ確と 睨み続けろ この世界を
僕らを傷付けてきた全てに 刃向かいながら生きて行こう
そして 手に入れた風景の見晴らしを讃えよう
そこをスタート地点としよう

喉奥から出ただろうか 心の底からの気持ちは
踏み込んだ力と同じだけ擦り減った靴底
暗闇が怖いかい? それでも進むだけ
まだ瞳の裏にある輝きがランプの代わり

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クライマー

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投稿日:2024/09/21 18:50:55

文字数:721文字

カテゴリ:歌詞

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