走査線上で抱いた君は 《フィリアの果実》
軌道下(した)へ謎を落とした 《群青(ぐんじょう)の問い》
月面の中継基地(ベース)は 《社畜のドグマ》
追われ続ける構造だけ 《無限ストレス》
永久に廻る衛星のよに
僕は働きヅメで過労さ
果てしなく渦巻く疑問に
君だけ求めていた
億万人の 星が 呼んでいる
僕は 地上(ドグマ)へ 落ちてゆく
■
君が残した夢の跡を 《プロファイルして》
たった一つの手がかりさえも 《迷宮入りさ》
刹那、デジャビューは到来し 《湧き上がる意味》
今、全てに気づいてしまう 《仕掛けた嘘に》
嗚呼 君の肌と瞳の意図も
全て偽りでしかなかった
疲れ果てた 僕の頭蓋(ずがい)は
狂い始めた銀河
億万人の 星が 嘲(わら)ってる
世界の 意味を 失くしてた
それでも君を探し続けるよ
夢の終わりへ点火した
最果ての奥 僕だけの失楽園(エデン)
ドグマを越えて加速する
ドグマ・ディフェクション
■
ドグマ:教義、ルール
ディフェクション:離脱
フィリア:友情、親愛
デジャビュー:デジャヴュ、既視感(きしかん)
■後記
応募して不採用になった作品。
それよりも「あぁ、そういう事!」って感じでした。
一応、ベテランの詞書きさんが応募を取り下げていた形跡があって、なんかあるのかなぁと思っていたけど、良く考えれば理由なんてひとつしかない訳で、、久々な感じ。
若い人だったら、そういうの止めた方がいいよ!っていうけど、それなりに人生を経験されている方らしいので、そういう流儀なのだと思う。
びっくりしたのは、過去に採用した人にも同様な対応しているみたいで、ひぇ?って思った。公募って採用よりも落選した人のフォローが大変で、確かに面倒なんだけど、それで次応募してくれるかかなり違う。それに肝心なのはね、応募者はその曲がいいと思って書いている訳で、つまり曲のファンなんだよね・・・。
歌が完成したら彼らが宣伝やらマイリスとかをしてくれる人にもなりえる。つまり、公募ってのは詞の採用が終わったらおしまいって事ではなくて動画をあげるまで続いているし、次の公募があるなら、そこにも続いている。
公募は大変だけどそれは当たり前で、人を集めてそれぞれに時間を割いてもらい、しかも無報酬だからね・・・仕方ないんだよね。
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