時間を六回くらいやり直して
どの町も僕は過ごしたし
どの選択だって選んできた
でもまだわからない
10年先からのメッセージは
届かないまま繰り返して
やっぱり僕には過去しか見えない
歯車になりかけた身体
自覚し始めている意識
嬉しくなんかないよ、違うんだよ
空色の春は本当に一瞬で
瞬き一つですべて思い出せる
誰かがどこかでやったことは
きっと僕にだって関係あること
それをわからずにいた
臆病な心は僕が全てだったのさ
10年前のノートから
不可逆抜けて会いに行く
やっぱり僕には過去しか見えない
望みが叶ったことがないのは
何一つ行動していないから
自己嫌悪と被害妄想
不幸の材料はいとも簡単に手に入る
幸せのレシピは
歯車には読み解けない
六回目の世界は少しも変わらず
やっぱり僕には過去しか見えない
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