夢の続き
歩いてきた 走りもした
止まることを知らないまま
ただひたすら 追いかけてた
ぼんやりとした「夢」という不確かなものを
「夢を描け」「夢を持て」と
大人たちは口を揃えて言う
希望だけ見せて 理想を押しつけ
叶えられなかったその後は...
どうすれば良い? 沈んでいく 光遮られる
暗闇から這い上がる術を教えてよ
きれいごとで満ちた 無責任な標じゃなくて
ため息ひとつ 宙へと舞う
いつかの夢も 宙に浮いたまま
もう1度つかむ勇気なんかもない
恐れているんだ 絶望を
輝きの その向こうの 暗闇へ落ちるより
始めから光を見ないほうが傷つかない
そうやって逃げていた なんて弱くわがままだ
目を背けていた 不安も希望も
「また失敗する」「意味なんてないんだ」
そんな僕なんかに 夢の続きなんて
描けるわけないじゃないか
「諦めた」その言葉で予防線を張ってた
そうすれば誰かが助けてくれると甘えてた
だけど 与えられた夢なんて 僕には夢じゃない
この足で歩んできた 全てで追いかけんだ
そうしなきゃ明日の僕は閉じこめられたままだ
まだ歩けるかな 走れるかな
あの頃みたいに ただがむしゃらに
その全てが意味となって
確かに見える 「夢」という 僕の続きを
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2016/09/02 11:23:56