やり直したところで繰り返すだけさ
同じ時代 同じ場所を生きるならば
緩いフィクションを寄せ集めてみたら
あの頃の慚愧の念が蕩け出した

空高く昇ってゆくというよりは
空から手が伸びてくるような

淋しさが窓を叩く
あなたは気づかぬ素振り
「入れてやりなよ 友達だろう」と
言いかけて 飲みこんだ

言い直したところで気にしてなどいないさ
こちらが相手のことを舐めている限り
来ない偶然を丁重にもてなして
来る悄然を迎え撃つ

時間が解決するというよりは
過去に心を残すような

優しさが傷を撫でる
悪気を置き去りにして
「拭き取らないで 友達なんだ」と
言うために 覚悟した

あなたは歩み進める
私を置き去りにして
何度も繰り返した景色の中
淋しさが慰める

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

友達

閲覧数:119

投稿日:2020/02/24 12:32:36

文字数:329文字

カテゴリ:歌詞

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