a
苦しいんだ見えない 手の圧力感じて
首に遺る跡が こんなにも痛い
悔しいんだ食えない 笑みを浮かべる人が
遺したものへは まだこんなにも遠い
b
殺してほしい、と 願った日が オワリ
ああ、ああ、叫んでも
響く声は一つ
s
奪うか奪われるかの 騙し合いの関係
最期に笑うのはいったい 誰なんでしょう
憎むか憎まれるかの 傷つけ合いの茶番劇
誰もが本当の 幸せを手放すだけ
a
眠りたい辛くて 恋しいのはあの声
囃し立てるノイズ こんなにも憎い
知ってるんだ自身の 幸せなんて全部が
計算じみている 段を上る足が憎い
b
超えてほしい、と 縋った日が オワリ
ああ、ああ、隠しても
滲む色は赤い
s
逸らして騙して泣く 人形劇の関係
最初の引き金引いて 笑う人が憎い
愛して愛されていた 人形劇の裏舞台
私の胸元で 幸せが赤く散った
c
降れ 降れ もっと降れ 世界を穿つ雨
私の叫びの数だけ 降って穴を空けて
撃て 撃て もっと撃て 世界を穿つ音
あの人の痛みの数だけ 撃って虚ろに沈め
s
奪って奪われたのは 当たり前の幸福
人の業に浚われて 歪んで壊して
愛し愛したかった 当たり前の未来
私の首の痣は 最期に遺る幸福
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想