私、優等生。自分で言うとおかしいけど　少なくとも、程よく体裁を保ってきた
真面目に物事を遂行して　たやさぬ笑顔振り撒いた　「いい子ですね」に聞き飽きていた

私を作る輪郭が途切れないように無理をした　削った分の自分を補完できないまま　殺して　殺して　骨の髄までバイバイした

こんなつまらない世の中じゃ　どこも堕ちてしまって　悲しみばかり産んでた
こんなつまらない世の中で　変わるものはいつも　曖昧を産んでた
もしこれが理想郷なら　もしこれが正解なら
私の積み上げたものは何だって言うの？

私、優等生。みんなが嫌がる仕事を引き受けて「これが楽しい」と微笑んだ
地道に進んで　程々に出る結果　疑わないで不満はないと敷かれたレールに乗っていた
私が適応すればいいと　また感情を塞いだ

私を作る輪郭が途切れないように無理をした　削った分の自分を補完できないまま　殺して　殺して　骨の髄までバイバイした

こんなつまらない世の中じゃ　どこも堕ちてしまって　悲しみばかり産んでた
こんなつまらない世の中で　変わるものはいつも　曖昧を産んでた
もしこれが理想郷なら　もしこれが正解なら
私の積み上げたものは何だって言うの？

社会に出されて自立しろ　学校では言う事を聞いていろ　家事は出来て当たり前　家庭科の評価はペーパーテスト　
どうなっているんだ　どうなっているんだ

私を仕切る司令塔が尽きない命令を下してた
読み取り式の暗号が今日も鳴り響く　やめて
やめて　耳が壊れてしまいそう

優等生ぶった私の人生は一体なんだと言うの？

こんなつまらない世の中じゃ　どこも堕ちてしまって　悲しみばかり産んでた
こんなつまらない世の中で　変わるものはいつも　曖昧を産んでた
もしこれが理想郷なら　もしこれが正解なら
私の積み上げたものは何だって言うの？

私の可能性を摘んでおきながらそれに気づいてないふりをして

私、優等生。