目を凝らしたって無駄ならば
そのツラの皮ごと引き裂いてやる
石橋を叩いたって無駄ならば
いっそ全て壊してしまえばいいさ
どうせツクリモノなんだから

巷を賑わす華やかなニュースと
僕の喉を潤すまずいジュースと
どっちがREALかなんてことは
あえて聞いたりしないでおくれよ
どうせマガイモノなんだから

だけど、笑ってもいたいんだ
されど、間違ってもいるんだ
禅問答みたいに繰り返すのは
こんなはずじゃなかったよな
どんな風になりたかったんだ

夜のスクリーンに彩られたのは
紛れもなく世界を照らす鈍い光
届きもしないのにまた手を伸ばし
叶いもしないのにまた心委ねては
ただただ弱さばかりが目立つから
虚ろな目は開かないまんまだ

流れ出した赤い何かの後に染みる
どうしようもない痛みと後悔と涙
なんだかなぁ…なんだかなぁ…
世界はいつだって残酷なんだなぁ
リフレインは消えることなく…

決められた時間、規則、約束って
一体誰がやり始めたことなのさ?
右へ倣えのお利口さんじゃなきゃ
ダメだなんて誰が言ってんのさ?
なあ、教えてくれよ、この僕に…

ふと見上げた嘘みたいな満月に
いつまで甘えてんだよ、なんて
窘められた気がしたから行くよ
このハリボテだらけの世界を
ただ一つの真実抱きしめながら

僕は、貫いて生き抜いてやる



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

愚者の唄



ありのまま、生きられない男の歌。



閲覧数:122

投稿日:2013/11/09 22:37:47

文字数:572文字

カテゴリ:歌詞

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