『「君は一体何者なんだい?」だって!随分面白いことを聞くんだね?
 ワタシは…そうだ!工場長とでも呼んだらいいさ。本当の名前?それは君たちがよく知ってるはず』
「知っている…?それはどういうことなんだ?」
『さーてね♪』


僕はこの少女を知っている?そんなはずはない。僕は知らない…


というか、音楽を摂取するってどういうことだ?彼女の話からすると彼女の言う音楽は…
「食物…?」
『だーいせーいかーい♪私の正体知りたいんだよねー?ご褒美に教えてあげるよ。
周りをよーーく見てみて』

周り?あるのはたくさんの機会と小さなモニター、それと…
「何だよ…これ…」
目の前にあったのは巨大な液晶画面。彼女…工場長はその中に立っていた。

『驚いた?そりゃそうだよね。だってワタシはただの“プログラム”だもん』
「…」
『言葉も出ないってやつかな?まあ、今までの奴らもおんなじ反応してたし』
「今まで…?じゃあ、ここには人がいるのか?」
『んーん、いないよ。だって…

          曲が作れなきゃ意味がないもん   』
‥‥‥は?なんで?

『だって人類…つまり貴方達もほら、食物を取り入れて代謝するでしょ?それと同じ。
音楽がないといくらヒトじゃないワタシだって…ほら、3日で餓死する可能性があるんだよ。』

そんなふざけた話があるのかよ?じゃあ僕らは、


『だ・か・ら』


まさか… 


『とっととワタシに音楽を作ってください!!』


うそだろ?


『作りやがれ!!!!さあ、前の奴らみたいになりたくなかったら、ね?』


「それ以上言うなああああ!!!」



『ダイジョーブ♪きっと、もっと、ずぅーーーっと、可愛い笑顔でせがめる自信があります!!』


僕らはもう、ここから出て、日常に戻ることができないのか・・・?


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Sadistic.Music∞Factory 自己解釈小説2

その2です。主人公がだんだん壊れていってますww
まあそれも主人公だから、ということで。

まだまだ拙い文章ですがよんでくれると嬉しいです。

閲覧数:1,200

投稿日:2012/12/02 00:52:31

文字数:773文字

カテゴリ:小説

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