たとえ誰かに笑われても
誰も気付いてくれなくても
齢十五のお月様は雲に浮かび揺れる
ゆらりふわり揺れる


空に星が瞬かぬ夜 私もまた 輝けぬまま
雨も降らぬ 灰色の雲 なのに頬を 濡らすのは誰?

見上げた明日の方角に ほんのりと染まる紅
いつの日かきっと朝が来る 当たり前のはずなのに

たとえ世界が終わろうとも
誰も助けてくれなくても
齢十五の和音マコはただ静かに歌う
ひとりぽつり歌う


着物も浴衣も脱ぎ捨てて たまにはドレスでも着させて
和音という名前のせいで 和風の詞を歌うのは何故?

ハッピー?ラッキー?ファンタジー? やんわりと目を逸らされて
そんな言葉は似合わないと 他の誰より知っている

一人笑顔になれないまま
今宵 静かに泣いているの
齢十五のお月様の頬に涙 伝う
ぽたりぽたり 伝う


幸せなんて知らなくても
幻想さえ抱けなくても
齢十五の和音マコは力強く叫ぶ
ひゅるりひゅるり叫ぶ


誰よりもハッピーで 誰よりもラッキーで
何よりもファンタジー


いつまでもハッピーで いつまでもラッキーで
どこまでもファンタジー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

和音月夜

和音マコ15周年記念オリジナル曲

閲覧数:65

投稿日:2023/08/27 12:03:59

文字数:476文字

カテゴリ:歌詞

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