想いで編んだ 籠の戸に
ふわり揺れてる 落とし物
拾った羽を 栞代わりに
めくるアルバム 日付がないよ

目印浅く 惑う指先
唇に触れ 少し震えた

大事な言葉 なんだったっけ
涙に溶けて 薄れ流れる
大事な色は なんだったっけ
零さないよう 守ればいいの?
大事なものが あった気がする
この想いさえ いつかは消える?
笑う二人に 見覚えがない
写真の中の 鮮やかな笑み


想いで編んだ 籠の蓋
開けば鳥が 首傾げ
羽の斑(まだら)が 違って見える
帰ってきたかが わからないんだ

確かめようと 折れんばかりに
鳴き声は 嗚呼 微かに漏れる

大事な言葉 なんだったっけ
涙に溶けて 薄れ流れた
大事な色は なんだったっけ
零さないよう 慌て閉じ込め
大事なものが あった気がする
この想いだけ まだ消えないで

隠すように 守るように
爪を立てる すがるように
足りないのなら えぐるように
押し当てた手に 徐々に力を

どんな声でも 鳴いてみせてよ
握り潰した跡で染めてよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アルバムの鳥

閲覧数:108

投稿日:2011/02/25 23:30:21

文字数:442文字

カテゴリ:歌詞

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