「うわあぁぁぁああああ!!!!…」












ただいま、私鏡音リンは、チョーピンチです。
「ていうか、何これ!何で落ちそうになってるのおぉぉ!」
のおぉぉ…
崖に声が響く。あ、マジでヤバいかもこの状況。
「リンちゃん!叫ばないで!く、崩れるうぅ!」
ミク姉超涙目。
「リンちゃん!が、頑張って!僕も頑張るか、ら、うわっ!」
ちょ、落とす気!?死ぬから!!
「リン!頑張って!この馬鹿が本気で落とさないように頑張るから、頑張って!」
メイ姐、怖い怖い。
「リンちゃん。頑張って下さい」
うん、ルカちゃん、極めて冷静な応援ありがとう。
「リンちゃん!頑張れー!」









はい、とにかく、なんだかんだで助かりました。
皆さん適当な応援有難う。


あれ。







レンは?







「ねぇ!レンは!?」
「…え。もしかして…レン君居ないの?」
まさか。




「れえぇぇえええん!!!!」



崖に向かって叫ぶ。
返事がない。
下は、川。





流された…!!!???





「れ、レン君!?」
「レン!!」
「レン君!!」
「レン君居ないんですか?」
皆叫ぶ。
そのとき、私とよく似た、でも凛とした冷静な声が聞こえた。




「リン」




後ろを向くと、ずぶ濡れの金髪碧眼の少年が微笑みながら立っていた。



「レン!」



レンに駆け寄ろうとすると、レンはその微笑みのまま冷笑を浮かべた。
「次は、リンの番だよ」




ピシっ




何かが割れるような音がして、目線がだんだん低くなっていく。
私たちがいた部分だけ崖が崩れる。




「きゃあああぁぁあぁ!!」
「うわぁあ!!」





嗚呼、私、死ぬのか。
皆が悲鳴を上げる中、一人冷静に状況分析できる私って何なんだろう。



下の川の中に浮かぶレンの顔。
そうか。一緒に産まれたのに片割れだけ先に死ぬなんて不公平だよね。
大丈夫。レンを一人で死なせはしないよ。
私も、今行く。






バシャァァアン!!






背中に物凄い衝撃。
体全身に痺れるような感覚。
だけど、左足に掴まれる感覚。
足元を見ると、




…レン。




一緒に、逝こ?










『被害者のMさん等によると、崖が急に崩れ、
先に落ちて死亡したレン君の他の5人が川に真っ逆さまになり、
それによる被害者も合計して負傷者4名、死亡者2名で…』















レン。
私たちはずーっと一緒。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

RIVER

他にコメント残ったものはないから
お気に入りに突入。
ただ川に誰か落ちてくれればそれでよかった。
…ワリぃ、レン(笑)
反省してないけどね!!
でも内容が分かりづらいから
誰か手直ししてくれ←人頼みかよ

閲覧数:179

投稿日:2011/08/01 20:33:35

文字数:1,060文字

カテゴリ:小説

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