「一輪花」
words&music/Ryu
風吹く短い季節 木の葉が落ちてゆく
錆び付き剥がれたレール 片隅に咲いていた
それは傷ついて弱り果てた
雨に風に吹かれ揺れていた
キミは目立たない一輪花でも
きっと誰かがそっと見守ってる
キミは小さな一輪花でも
雑草なんかに負けんな
誰より強く咲いてみせろ!
「途切れたレールの先に何があるというの?」
「孤独な私に何ができるの?教えてよ」
空は冷たい棘降り注ぐ
「誰か手を伸ばし摘み取ってよ」
「今私が枯れて消えても
雨に抱かれて流されていくだけ」
そこに一人が傘を差し出す
両手に抱かれて 花は涙落とし摘み取られた
キミが小さくて目立たなくても
一輪咲いていれば花は花
世界を知らないこんな花でも
淡く綺麗な色を咲かせるだろう
やがて季節は巡り陽を浴びて
雑草なんかに負けず
誰より強く起き上がって咲き誇った!
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