Xmas用特別短編小説

「Holy Knight」

俺は「ナイト」年齢は高2さ、そして今から始まる出来事は俺にとって忘れれないことになった
 俺:「よぉ♪シーナ、悪いけどさー、宿題見せてくんねぇ?」
シーナは俺の昔ながらの幼馴染で同い年の破天荒でちょっと茶目なヤツだ
 シーナ:「えぇー?またぁ?いい加減にしてよぉー、」
 俺:「スマン!!今日ウチでパーティやるから来いよ、それで勘弁で…」
 シーナ:「仕方ないなぁ…絶対だね?ハイ、どーぞ」
 俺:「サンキュー、じゃあウチ来いよ」
こういう流れでシーナはウチに来ることになった
昔から仲がよかった俺達は友達以上恋人未満の関係だった
俺は昔からシーナが好きだった、けど、シーナは気付いてないんだと思う
まぁ、昔の思い出でも思い出しながら俺はパーティーの時間になるのを
部屋で待つことにしよう
俺達が出会ったのは…小1だったかな
俺は親も居なく、独り冬の公園に居た、なぜ居たのか?そんなもん知らない
ただとても寒く寂しかった、それだけはハッキリ覚えている
シーナは独りで居た俺に声をかけてくれた

 シーナ:「ねぇ、なんで独りで居るの?一緒に遊ばない?」
 俺:「良いの…?遊んでくれるの…?」
 シーナ:「良いよ♪遊ぼう♪」

この時に俺にはシーナが天使のように感じた
それから俺達はよく同じ公園で毎日遊んだ、夜遅くまで遊んだ
そのときにはシーナは俺がずっとここに居ることを知らなかった
俺はずっと公園で寝泊りしてシーナと遊ぶことだけが唯一の楽しみだった
そして、恐れていたことがついに起こった、いつも通り遊んでいたらシーナが尋ねてきた

 シーナ:「ねぇ?アナタの家はどこなの?」
 俺:「え…家……家は…ないんだ…お父さんもお母さんも居ないんだ…:
 シーナ:「え…?パパとママが居なくて…おうちもないの…?待っててね
      ママに聞いてみるから」
シーナの行動のおかげで俺はシーナの友達の家に預けられてそこで育ったのだ
ちょうどその時インターホンがなった
 シーナ:「ごめんくださーい♪」
 俺:「ちょい待ってくれ!!今行くから!!!」
階段を駆け下りる、が…ズルッ…
 俺:「あ…やべっ……」
ドダドダーン!!!
 俺:「ってぇ!!!」
 シーナ:「大丈夫!?」
 俺:「うん…まぁ…」
 シーナ:「相変わらずドジだねぇ」
こんなたわいもない会話からパーティーがスタートした
ワイワイ騒いで疲れきった、それでも遊んだ、俺にとっては最高の時間だった
学校のこと友達のこと部活のこと、喋ることは
パーティーもやがて後半になり疲れきったところに事件は起きた
ドカーン!!!すごい騒音がした
 俺:「っ!?なん……」
発する言葉を言い終える前に俺は気を失った
目を覚めた
 俺:「うぅ…シーナ…大丈夫か…?」
しかしシーナは返事をしない、目をゆっくり開けていくとヒドイ光景が目に入った
部屋中散乱してパーティーに来ていた人の血がある
 俺:「っ!?なんだよっコレ…、あ…シーナは…?シーナ!!!!」
返事は返ってこない…部屋中を探し回り、ガレキの下からシーナを見つけた
 俺:「あ…あぁ…シーナ…シーナァ!!!!!」
その衝動と驚きで俺は気を失った
目が覚めたら病院に居た
 俺:「うぅ…っぅ…シーナ…シーナは…!?」
医師が来て詳しく説明してくれた
今シーナは集中治療室に居るらしいなぜ居るかというと、俺の家にトラックが突っ込んだらしい、その原因は飲酒運転だというシーナが俺をかばってくれて俺は軽傷ですんだが
そのせいでシーナは…外傷はないらしいが…目を開けないらしい…
他の人は全員かえらぬ人となったらしい、つまり…生きているのは俺とシーナのみ…
 俺:「シーナ…シーナァ…先生お願いします…シーナを…シーナを助けてください!!!」
 医師:「全力を尽くしてみましょう、しかし、もし助かったとしても
     喋ることはおろか、目を開くかさえも…」
 俺:「そ…そんな……」
ショックのあまり俺は気を失った、そのときにお不思議なことが起きた
 俺:「あれは…サンタクロース…?なんで…?サンタさん…頼むよ…シーナを…
    元気にしてくれよ…その代わり俺が…守るから…俺はシーナが大好きなんだ」
サンタクロースはそれに答えるように笑った
目が覚めるとシーナが目の前に居た
 俺:「え…?シーナ…?なんで…?」
 シーナ:「夢のなかで私に誓ったでしょ?守るって…」
 俺:「え…?俺の声聞こえてたんだ…」
 シーナ:「もちろんよ、ありがとね」

こうして俺はこの先ずっとシーナと共に歩んだ、一生…
サンタクロース…ありがとう…

END

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Holy Knight

俺が去年のクリスマスに書いたものです
誤字脱字が多いかもしれませんがよろしくお願いします
(とっても青くさいです・・・)

閲覧数:139

投稿日:2012/05/27 06:23:18

文字数:1,952文字

カテゴリ:小説

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  • kanpyo

    kanpyo

    その他

    クリスマス時期の作品ということで、私も頭の中を
    クリスマス気分にして読んでみましたww。

    クリスマスというのは私にとって、そんなに素敵な
    イベントを経験した事が無い癖に
    一人で勝手にロマンチックな気分になってしまいます。

    私も小説を書き始めたのは……そういえばクリスマス時期だったような……

    と、自分事はさておき
    じっくりと読ませて頂きました。

    一人称の文章がお上手だなと思いました。
    切れの良い展開とエンディングの余韻も良いです。

    また次回作、楽しみにしてますね。

    2012/05/30 20:55:56

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