暗い海底 波間抜ければ
光はじける 憧れの世界

空はどこまで続くのと 風に訊いてみたいけど
足を持てば声を失くす 魔法を選んだから

かまわない 海の色 全てと
換えてでも 砂浜を 歩けるのなら
もう一度 会いたいと 願う王子様は
泳いでゆけない陸の上


嵐の夜には 閉ざされていた
まぶたの奥の 見も知らぬ瞳

あなたを見る私に似た その瞳は誰を見てるの
そばにいても遠くにある 心を眺めていた

かまわない 足の裏 突き刺す
痛みさえ この恋が ああ叶うのなら
うれしくて かなしくて 踊る人魚姫は
誰にも言えない陸の上



夜をゆく 船は揺れ このまま
終わらない 航海で あればいいのに
もう時の ないことを 告げる魔女の刃
眠るあなたに振り下ろせば…



かまわない 海の中 溶けても
投げ捨てた 短剣は 最後の願い
一人きり 泡になり 消えてゆく私を
あなたは海に捜すかしら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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人魚姫

人魚姫の歌詞です。アンデルセン童話の人魚姫を歌にしました。「陸」は「おか」と読みます。

閲覧数:127

投稿日:2017/04/18 11:02:18

文字数:397文字

カテゴリ:歌詞

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