──コツコツ。


ヒ-ルの音が夜の街にこだまする

今日はいつもより寂しさを帯び、しんと静まりかえってる気がした





コツコツ、コツコツ



コツコツ、コツコツ



コツン…



ある建物の前で音は止んだ


なるべく音をたてないようにそっとドアを開け、奥に進む


中は外の静けさとは対象的に
明るく、にぎやかで誰もが仮面をしている。


見渡す限り仮面、仮面、仮面。


誰もが仮面で己を隠し、別の顔で騒いでいる

此処で着飾っていても、所詮見せかけ。

誰もが振り返るような美貌の持ち主も嘘の姿


夜の世界。


魅惑の響きに誘われて
“苦”を忘れられる空間。

世の中に嫌気がさした者達が集う世界──




 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

仮面の奥に#00

とりあえずここで区切ります。幻想的…というか、これからは血飛沫描写有ります。多分。

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投稿日:2008/11/11 00:08:17

文字数:322文字

カテゴリ:小説

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