電車にゆられ 疲れた体で
行き帰る日々を繰り返すだけ
ベンチに腰かけ タバコに火をつけ
一人で眺めた夕焼け

そういえばあんな事もあったよなぁ
灯る街灯の下 物思いにふける

嗚呼 ノートの片隅に
描いた幾千の夢達も
僕のこの両手じゃ 掴む事さえできない
いつも いつも

泣き虫だった僕 しわくちゃなその手で
慰める様に 抱きしめてくれた
優しいじいちゃん 優しいばあちゃん
甦るあの日の記憶

懐かしい景色はアルバムの中だけ
取り戻せない時間に涙がこぼれる

嗚呼 ありふれた毎日も
過ぎ去る たくさんの人達も
失ってしまってからしか 大事な事に気付けない
いつも いつも

静かに時代は進んでく 重ねるほど解るものがある
いつの日か 書き溜めていたこの手紙をあなたへと送るよ
「相も変わらず 元気で過ごしてますか?」

嗚呼 過ごした街並みも
無邪気に走った校庭も
あの日眺めていた景色を 決して忘れはしない
ずっと ずっと

いつまでも心の中に 
ずっと ずっと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

手紙

閲覧数:183

投稿日:2011/05/07 22:48:17

文字数:435文字

カテゴリ:歌詞

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