涙がただ伝う それを見る僕
何も含まない それ は純白の 結晶にみえる

「僕を殺して!」

叫ぶんだ。耳がキインって痛い
決して望んでないのに でまかせの嘘(デタラメ)
この場をつなぐための 百合の花 弱くてすぐ折れる
分かっているよね 君は

「黒薔薇は同情しない」

護衛にされた僕の気分が分かるのかな? 守るための君の槍
盾になんてならないし 下僕に落ちるつもりもないから。
有名になりたいから 城(ここ)にいる 訳じゃないんだ

君が 僕に 望む様に
僕は 君に 教えて欲しい

「あの人はどうやったら戻ってくるの」

永遠に 戻らない あの人(アイツ)
戻そうとした僕は 剣を赤く染める強さを
戻そうとした君は 精神を焦がす名声を

「「手に入れたのに」」

失ったものの大きさは
手にころがっていた時より大きい。
事実を見たくないガラクタ人形 僕らは そうさ

白い涙を流して懇願する君も
それを見下ろす僕も

《アイツ以外の人を斬ることに抵抗は感じない》
《僕らはそっくりだからきっと君も同じことを考えてると思っていたよ》
《僕らにとってアイツだけが生きる道標だったはずだからね》
《だろう?》
《僕らはアイツの…》

ゴミ箱に放置された人形 ガラクタ人形(ドール)
白い涙は埃に吸われて黒くなる。
それでも白く見えるのは僕らが何も知らないから
知らないのに 現実を受け付けない僕らは
どこに行けばいいんだろうね?

《「私より早く死なないでね。」そう言った僕らの道標》
《「生きることの意味をおしえられたかしら」そう言った僕らの唯一無二的存在》
《でも、》

「僕を殺してよ…」

現実を受け付けられない僕が
アイツの言葉を裏切られるわけがないよね。

《過去現在未来初期終期 きっと》
《「愛してたわ、私の可愛い子供たち」》
《これからもきっと》

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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白の涙

最愛の人と死別した双子の話。

二人とも一人称が僕で、あえて二人とも同じにしてあります。
王は白百合、剣士は黒薔薇に例えられていて、一応剣士視点で書いてあります。

閲覧数:102

投稿日:2011/01/24 22:41:21

文字数:784文字

カテゴリ:歌詞

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