何者として/初音ミク

君が選んだその明日に何も及ぶものなどないさ
君が流した汗も涙も全て君だけが背負っていくものだ
過去を悔やんだあの歌や ただ死を望んでいたあの歌の
君が背負う欠片の一片で私は
何者になれたかな

「十年後の私へ、元気に過ごしていますか?
友達や恋人に恵まれ毎日笑顔で生きれてますか?
叶えたかった夢や野望に日々邁進出来てますか?」
「ごめんなさい、ごめんなさい。」と
そればかりが積もる日々だ

仮に君に憑りつく怪物に私が立ち向かって行けたなら
或いは逃げる足となれたなら君は先に進めるかい?

前を向いて行けって まだやれるって 負けちゃいないって これからだって
言うは易くて 力もなくて また見誤って 無様に散って
涙が伝う君の頬を拭う手は掠りもせずすり抜けていった

「十年後の私へ、元気に過ごしていますか?
友達や恋人は居ずとも毎日何とか生きれてますか?
叶えたかった夢や野望は大それたものと知りました。
昨日の私の尻を拭って今日は終わってしまうので。」

そんな暗い顔を前に立ち尽くすしかない私だ
他人に借りた言葉で君を動かすことが出来るだろうか
それは時に君にとって煩わしいものではないか
私は君にとって必要な何かになれるのだろうか

私は無力だ

前を向いて行けって これからだって 嫌なことって 忘れちゃえって
言って欲しくて 放たれたくて 逃避の先で また躓いて
それら全てを吸い込んでもなお生きる君に精一杯のエールを

ずっと傍に居たくて 君を見たくて 言葉を以て 届けたくって
時に笑って 時に嘆いて それを歌って 叫びたくって
思い通りに行かぬ君の一瞬よ 少し私に付き合っておくれ

君が選んだその明日に何も及ぶものなどないさ
君が流した汗も涙も全て君だけが背負っていくものだ
過去を悔やんだあの歌やただ死を望んでいたあの歌の
君が背負う欠片の一片として私は
君のことを見ているから

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何者として 歌詞

「何者として」の歌詞になります。

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投稿日:2021/02/23 14:13:42

文字数:815文字

カテゴリ:歌詞

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