「名もないうた。」

片隅に 置き忘れた
小さな 欠片たちを
拾い集めた
まだ名もないメロディー

やがて言葉が 歩き出し
歌に想いをのせてゆく

あなたの その歌が
私の中でめざめ
名もないまま
灯を灯してく
そして

私の手のひらに 舞い降りた 温かなおと
ここから始まるの 今はまだ 名もないけれど。


迷い込んだ 道ばたで、
そっと導くように
照らしてくれた
あの優しいメロディー

なぜか涙が あふれ出し
胸の隙間を満たしてく

どこかで この歌も
誰かの灯りになるなら
ただ一人でも
伝わるなら
届け

あなたの窓から 飛び立った 初めてのうた、
想いと夢だけで ぎこちなく 名もないけれど。



あなたが忘れてた夢たちを
ここに集めて
私が もう一度 紡ぐ
この 名もないうたに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

名もないうた。

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投稿日:2009/12/30 13:27:21

文字数:349文字

カテゴリ:歌詞

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