軋む針は緩いカーブの中で夜の闇へと沈んで
それはまるで甘い果実のようにこの喉を潤してく
木漏れ日の中で歌う少女はまだ散りばめた星屑を拾い集めているの
揺り籠に絡みつく悪魔のような凍てついたその声を響かせて
Electric Circusようこそ終幕の音を奏でる場所へ
罅割れていく想いだけ此処に残していければ良いよ
Electric Circus...
枯れた街を染める夕日のような薄い口紅を挿して
揺れる空の色を追いかけていた白雉の子供のように
錆び付いた歯車の悲鳴のような蜜蜂の歌声を飽きずに聴いていたの
血溜まりにひれ伏したピエロのように得意げに笑えたら素敵だね
Electric Circus冷たく降りしきる雨に濡れた翼を抱いて
羽ばたく鳥たちは帰る場所も知らずにいるよ
口ずさむ全てが汚れていくわ
喜劇の舞台は音も無く崩れて
Electric Circusようこそ終幕の音を奏でる場所へ
霞んでしまう痛みだけ残していければ良い
Electric Circus冷たい母の手で眠る赤子のように
罅割れていく想いだけ此処に残していければ良いよ
Electric Circus...
コメント0
関連動画0
ブクマつながり
もっと見る※※※開演 ようこそ終焉の音を奏でる場所へ※※※
Ah…硝子細工に Ah…華奢な指を絡める
夜の帳に閉ざされた街の中に開幕のベルが響く
※※※第一幕 見つめ合う彼と彼女は互いに惹かれあう※※※
飲み干したワイングラスに得意気な赤い口紅の痕
黒いドレスに包まれた白い肌はガーベラのように煌いて
彼女なら...Lovers Discord【調整版】
鶏
ポツポツ 零れる声ならもう
ずっと 一人分だけど
カチカチ 進めるガラスの駒
ずっと 二人分 煩いな
暗い部屋で ギシギシ
椅子の前脚浮かせ 傾けた キミ
ボクの顔で ニヤニヤ 笑い
「キミ、相変わらず 弱いなぁ」
ボクがボクでボクを討つ チェスゲーム
白と黒の心 その戦いを...【採用】ヒトツニフタツ
迷子人
懐かしい記憶を 指でなぞる
大都会で聴いた いつかの歌に
ちっぽけな僕は この街の隅っこで しゃがみこんでいる
ジャンクフードをかじって空き缶を蹴飛ばす
誰も気づかない 僕なんかにはきっと
今の僕はしっかり 真っ直ぐ歩けているかな
遠く離れた場所でぽつんと一人立ち止まる
君と一緒に見上げた夕日の色...上京少年メランコリー
メノウ
【A】
駆け込んだ白の安息地で唯
無常に連なる時間に埋もれて
底知れぬ闇を抱え込んだまま
抗う拳は脆く崩れ去る
【B】
鼻頭を貫く異臭に塗れて
黄土の飛沫の残響に喘ぐ
終わりの見えない痛みに抱かれて
伸ばす掌は虚空を掴んだ...【曲募集】正露丸特急便【京都メタル風】
鶏
ほつれてゆく結び目 そっと指の先でなぞりながら 見上げた月夜に 蝶は ひらり 舞い遊ぶ
この世を騒がす傾城なれど
ひとりの心を掴むことすら
できず また今宵もただ 嘘と欲重ねては
遊女が辿るその悲しい末路
閉じ込められつづけた籠の鳥
華やかな花魁 その裏に隠れた憂いを
溺れたのは一夜の夢
甘美な嘘と...蝶々結び
メノウ
林檎と蜂蜜に
カラメル一雫
かけたら出来上がり
少し苦い隠し味なの
秘密の暗号で書かれた恋のレシピは
制服のポケット
いつもいつも隠している
放課後の校舎の片隅で
おあつらえのシチュエイション
瞳閉じて触れる君の指先...魔法の林檎
鶏
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想